SOU・SOU
IKEBANAで華やぐ京の街
伝統に根ざした文化の魅力を発信できる若い世代の観光関連従事者の育成事業。
SOUSOUのスタッフの皆さまが、未生流笹岡家元指導のもと、ブランドならではのアイデアやデザインを取り入れながら、
いけばなを用いたアート空間を演出しました。
『新しい日本文化の創造』をコンセプトにしたテキスタイルブランド「SOU・SOU」。
会議室での講演に続き、8名の参加者による小作品のいけこみ。 店舗の商品を用い、好みの花を選んでいけあげていく。
「自分で器と鋏を持ってきた」「もっといけたいので、この器使っていいかな」といった声も聞かれ、 冒頭から積極的にいけばなに向き合う。トレンドに敏感なSOU・SOUらしく、赤茶や紫などシックな色合いの花材を選ぶ方も多く、スタイリッシュでモダンな作品が並んだ。 まずは繊細な花を挿してみて、次に力強い枝に変えるとどう見えるか、などと試行錯誤の過程が楽しい。
「折れた花が可哀そうだったので、短く切っていけた」などと、花を愛おしむ気持ちが込められた作品も。
続いて、「SOU・SOU足袋」前の広場に場所を移して、大作のいけこみ。
花器は、3本のカラフルなガラス瓶。まずは、それぞれの瓶に、講演で学んだ左右非対称のデザインを構成し、そこに好みの花を加えていく。青の瓶は、SOU・SOUのロゴにも使われている桜と菊を。黄色の瓶には、黄色の花をつけるサンシュユを主材に。緑の瓶は、コブシとモクレンで非対称を構成した。
いけあげた作品を、店舗内に運び込み、棚の上に飾る。 SOU・SOUの代名詞とも言える数字のモビールに向かって、桜やサンシュユといった春の花木が力強く伸びる様はポップで、店内が一層華やかに。
吹き抜けの空間ならではのいけばな装飾ができあがった。「第二弾はいつにしましょう」などといった声も上がり、今後もいけばなを取り入れた店舗運営について期待が持てる。
大作
モクレン、コブシ、ドラセナ、レースフラワー、ナデシコ、スプレーマム、バラ、カスミソウ、
テマリソウ、サクラ、キクサンシュユ、ツバキ、カークリコ、デルフィニューム、ユウギリソウ
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月光
ツバキ、クロユリ
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無題
サクラ、カスミソウ、
エピテンドラム、ミヤコワスレ -
三者三様
ユウギリソウ、ドラセナ、
コスモス、オダマキ -
てあそび
ムギ、アンスリューム
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真っ直ぐ
エピテンドラム、ゼンマイ
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ダージリン
ユウギリソウ、ドラセナ、
コスモス、オダマキ -
宇宙
アリウム、アネモネ、テマリソウ
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蘇生2
ツバキ
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天地人
アジサイ、アリウム
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螺旋
リューカデンドロン、ドラセナ、
エリンジューム、ゼンマイ、
アンスリューム、ツバキ -
緋(あか)
バラ、クロトン
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蘇生1
ナデシコ、ギリア
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二者二様
ネコヤナギ、ナデシコ、
ヤグルマソウ、ユウギリソウ、
レースフラワー、ミモザ、バラ -
団地妻の休日
ヤグルマソウ、ミモザ
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わらべのはる
ミモザ、マーガレット、イチゴソウ